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    チルウェイヴのネクスト・レヴェル、LAの才人 Pat Grossi (パット・グロッシ) によるプロジェクト Active Child (アクティブ・チャイルド) デビュー作から4年振り待望のニューアルバム『Mercy』を 6/17 リリースが決定!傑作『You Are All I See』から約4年。遂に Active Child のセカンド・フルアルバムが完成!ハープやピアノの美しい音色と、天空へと誘うかのようなエンジェリックで崇高なヴォーカル/ハーモーニーが 融合し、さらにオーセンティックに彩りを増した、極上のエレクトロ・アトモスフェリックR&B。

    LAを拠点に活動している Pat Grossi によるプロジェクト、Active Child の4年ぶりとなるセカンド・アルバム。彼は父親がプラオリティ・レコードで働いていた関係で、ヒップホップ/ラップ・ミュージックに囲まれて育 ち、フリースタイル・バトルやビート・ボックスに挑戦していた時もあるらしい。また同時に学校の聖歌隊に参加し、そこでの実力が認め られ、周 囲に薦められて名門・フィラデルフィア少年合唱団(Philadelphia Boys’ Choir)のオーディションを受け、見事合格する。そして、そこで構築されたアレンジのゴスペルなどを学んだことがベースとなり、現在の自身のヴォーカ ル・スタイルが形成されている。2010年の初夏に6曲入りのデビューEP『Curtis Lane』をリリースし、そのノスタルジックなシンセ・ポップは、当時のムーヴメンとであったグローファイ/チルウェイヴの波に乗って一挙に注目を集め、 NMEの「50 BEST NEW BANDS OF 2010」にも選出された。そして2011年にファースト・フルアルバム『You Are All I See』を発表。

    盟友 How To Dress Well も参加した本作は、New Order を彷彿とさせる80年代的なドラムからダンサブルなヒップホップ・ビートまでを横断するリズムに、感情揺さぶる美しいハープの音色、R&B的なメロディが融合し、ドリーミーで重層的なシンセと Bon Iver や James Blake とも比較される、Pat の中性的で美しくソフトなヴォーカルのレイヤーが溶け込んでいくドリーミーで気高いサウンドをみせ、各所で絶賛された。 同年12月には初来日公演も果たし、ここ日本でも知名度を上げた。

    2013年に Mikky Ekko や Ellie Goulding をフィーチャーしたEP『Rapor』を経て、遂にリリースとなるセカンド・フル・アルバムがこの『Mercy』である。もちろんこれま での延長線上といえるサウンドではあるが、より気高くオーセンティックに進化を果たしている。Blonde Redhead や Fever Ray などを手掛けて来た Van Rivers と共にブルックリンで録音された本作は、ハープとピアノを主体に作曲されており、シンプルながら緻密なアレンジと構築が施されている。

    低音が 心地よく効いたベース、時に意表をついてくる的確且つダンサブルなエレクトロニック・ビートを土台に、美しいハープやピアノが時にリ ヴァーブ に彩られながらパットのエンジェリックなヴォーカルやコーラスと絡み合い展開していくエモーショナルなエレクトロR&B~ブルーアイ ド・ソウル。太いベースにエレクトロニクスによるアトモスフィアと立体的な音像、そしてヴォーカルのコンビネーションが見事で、 ファーストを 上回る傑作に仕上がっている。幅広いリスナーに受け入れられることは間違いないが、パットが敬愛する Elliott Smith を好まれる方にも是非聴いていただきたい。

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