天才音楽家 Chilly Gonzales、ダフト・パンクとバッハに捧げる曲などピアノと弦楽四重奏のための新作『Chambers』の詳細が公開!

2015.02.13

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天才音楽家 Chilly Gonzales (チリー・ゴンザレス) ダフト・パンクとバッハに捧げる曲など全13曲を収録したピアノと弦楽四重奏のための新作『Chambers』の詳細を全曲解説とともに公開!新曲の試聴も解禁!先月『Solo Piano II』に続く待望の新作のリリースを発表し話題となっていた天才音楽家ことチリー・ゴンザレスが、その気になる新作『Chambers』のアートワークやトラックリストなど詳細を公開した。今後リリースまでに、さらに3曲の楽曲、そして3つのビデオが公開される予定。

新曲「Freudian Slippers」の試聴はコチラ!

その名の通り室内楽の現代的解釈を追求し、ピアノと弦楽四重奏のための作品として完成した今作『Chambers』。ハンブルクを拠点とするカイザー・カルテットとの関係を深めていく中でインスピレーションを得た本作では、ロマン派時代の室内楽を、一度聴いたら癖になる現代のポップとして再構築。天才音楽家、そして生粋のエンターテイナーらしいラップ、アンビエント、イージーリスニング、アヴァンギャルドに由来する様々な表現が、おなじみの親しみ易いピアノ・タッチが描くゴンザレスの音世界の中で、今回はストリングスを伴い、見事に共存している。また今回、チリー・ゴンザレス自身による各曲解説も公開している。下記はその一部。

PRELUDE TO A FEUD / バッハとダフト・パンクに捧ぐ
バッハの時代、プレリュードは“フーガ”の前奏曲とされていたが、この曲は、アーティストとエンターテイナーとの間の“確執(フュード)” ―― 音楽的な遺恨試合 ――の序曲となっている。滝のように流れるピアノは、僕のロボットの友人の曲で聴けるような、シンセサイザーで作ったアルペジオを生楽器によるアコースティック演奏で解釈したもの。これ以外のアルペジエーターは、キーボードのボタンではなく、生身の人間が苦心しながら務めている。“手放し”(ダジャレです)で言って、今回形にするのが技術的に最も難しかったパート。

ADVANTAGE POINTS / ジョン・マッケンローに捧ぐ
ここで言う“ポイント(=点)”は、歯切れよく繰り返すスタッカートで表現。1980年のウィブルドン選手権(※)を念頭に置きながら、音楽的な点描画法を試みた。軽やかに進んでいくBメロについては、マラソンを完走した後に放出される脳内エンドルフィンだと仮定してみてほしい ――(ラケットもしくはピアノを用いた)身体的技術を超えた先にある、純粋な至福だ。多分同じようにこの曲は、ボビー・フィッシャー(※冷戦時代のチェス世界チャンピオン)や、グレン・グールド、あるいはマイケル・ジャクソンのムーンウォークに捧げることもできる。全ては物の見方次第だ。

(※)1980年のウィブルドン選手権:男子シングルス決勝でジョン・マッケンローとビヨン・ボルグが、20分に及ぶ“伝説のタイブレイク”で激闘を繰り広げた末、マッケンローが敗れた。

チリー・ゴンザレス最新作『Chambers』は、3月17日(火)に日本先行でリリースされる。amazonでアルバムを購入すると、先着でオリジナルマグネットをプレゼント。iTunesでは日本盤ボーナストラックを含む全13曲に、iTunes限定デジタルブックレット付での配信となり、アルバムを予約すると公開中の「Freudian Slippers」がいちはやくダウンロードできる。

CHAMBERS
CHAMBERS

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Chilly Gonzales
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