カナダのドリームポップ・デュオ Sorry Girls、サードアルバム『Dreamwalker』を 6/13 リリース!

2025.04.23

カナダ・モントリオールを拠点とするインディーポップ・デュオ Sorry Girls、ニューアルバム『Dreamwalker』を Arbutus Records から 6/13 リリース!ニューシングル「Quiet Hands」のミュージックビデオを公開。モントリオール発のドリームポップ・デュオ、Sorry Girls が、Arbutus Records より待望の3作目『Dreamwalker』をリリースする。ノスタルジックな70年代のパワーバラードと80年代のキッチュな美学を独自に融合させ、既存の幻想を打ち砕き、冷たくも希望に満ちた未来への問いを投げかけます。

2015年の結成以来、ヘザー・フォスター・カークパトリックとディラン・コンラッド・オブロントは、官能的で耽美的なシンセポップの世界を築き上げてきました。個人的な歌詞と風変わりなサウンドの融合に長けた彼らの音楽は、まるでデヴィッド・リンチ作品のよう──既視感がありながらもどこか現実からズレた、不思議な世界観を描きます。

2019年の自主制作デビュー作『Deborah』は Pitchfork や Gorilla vs Bear などから高評価を受け、2023年にはよりバンド・サウンドを前面に押し出したセカンドアルバム『Bravo!』を発表。Pop Montreal、SXSW、Red Bull Music Festival といったフェスでのヘッドライナー出演や、TOPS、Devon Welsh(Majical Cloudz)、Sean Nicholas Savage らとのツアーを通じて、有機的なアプローチをさらに磨いてきました。

今作『Dreamwalker』では、Fleetwood Mac の『Tusk』期からインスピレーションを受け、モントリオールのTwo Sisters Recording Studioに数ヶ月間こもって制作。あえて時間的制約を課すことで、よりバンドとしての共同作業を促し、直感的かつ即決的な制作プロセスを重視しました。その結果生まれたのは、誠実で感情豊か、そして明晰なサウンド。

揺らめくようなプロダクションと弾むベースラインに、気まぐれなピアノの旋律ややさしいドラムが重なり、「二つの世界」の間で揺れるようなテーマを体現しています。歌詞は、理想化された恋愛対象や未来のユートピアへの幻想、そして「新しさ」への切望を詩的に描きます。『Dreamwalker』は自己認識的で、どこか自嘲的──まるで窓に映った自分自身の姿にとらわれているかのようです。それでもこのアルバムは、思い切って窓の取っ手を開き、未知なる世界へと一歩踏み出す勇気を、そっと私たちに促してくれます。

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