Yo La Tengo、ケリー・ライヒャルトの名作『Old Joy』のサウンドトラックをリリース!
2025.02.28
Yo La Tengo、ケリー・ライヒャルトの名作『Old Joy』のサウンドトラックをリリース!ホーボーケンの Yo La Tengo のスタジオで、たった一日の午後に録音された『Old Joy』は、バンドと映画監督との長年の友情から生まれた、漂うような即興的な旅の記録である。
伝説的なギタリスト、スモーキー・ホーメルとのコラボレーションによって生まれた6曲のインストゥルメンタルは、Yo La Tengo らしい音を持ちながらも、別の偉大な芸術作品のために奏でられている。この音楽は、ライヒャルトの映画作品の多くと同じく、控えめでありながらも心を奪うような魅力を持ち、本質だけを抽出した、温かく飾り気のないものとなっている。アルバムには、長年 Yo La Tengo のファンの間で親しまれてきた「Leaving Home」テーマの2つのバリエーションが収録され、ついに初めてアナログ盤としてリリースされる。
この音楽は、抑制とミニマリズムによって、むしろ驚くほど豊かな感情を表現した、心を癒すような作品である。もともとは、バンドのサウンドトラックを集めたCD『They Shoot, We Score』に収録されていたが、ここではひとつの統一された作品としてまとまり、繰り返し聴くほどに新たな魅力が見えてくる。リバーブの効いた滑らかなギター、控えめなピアノとパーカッション、古いアンプのハム音——それは、スタジオの午後のぼんやりとした記憶や、オレゴンの森を抜ける短いロードトリップのように響く。
『Old Joy』ストリーミング
シカゴの Smashed Plastic にてプレスされた高品質のLPは、ブラックと透明ピンクの2色のヴァイナル仕様での限定リリース。