DYGL、待望の 1st Full Album『Say Goodbye to Memory Den』をリリースする。プロデューサーに The Strokes のAlbert Hammond Jr. を迎え、NYで制作された全14曲。あらゆるロックの意匠を引き受け継承する4人組の躍進はここからスタートする。また、3日間限定にてアルバム全曲試聴を実施。2016年5月にデビューEP『Don't Know Where It Is』、12月に7inch『Waste of Time』をリリース、日米を行き来しながら精力的な活動を行ってきた DYGL、結成5年目にして遂に 1st Full Album となる『Say Goodbye to Memory Den』をリリースする。 The Strokes のギタリストでありソロ・アーティストとしても活動する Albert Hammond Jr.、そして The Strokes の『Angles』以降の作品にプロデューサーとして関わる Gus Oberg の2人が今作の全曲プロデュースを務めた。もともとのバンドが持つエネルギッシュな魅力はそのままに、これまで以上にブラッシュアップされた音質。サウンドの輪郭は明確になり、奥行が生まれ、無駄な音を削ぎ落した結果、純度の高いロック・ミュージックが詰まったアルバムとなっている。 The Beatles、The Kinks、The Velvet Underground、The Stone Roses、The La's、The Strokes、The View、Arctic Monkeys … ロック史に連なる数多のバンドの面影を纏いながら、その何者でもないタイムレスな響きをDYGLは持つ。彼ら独自のアイデンティティは、オーソドックスなバンド・スタイルのサウンドに見過ごされがちだが、実はヴァラエティに溢れ、機知に富んだソングライティングで、あえてシンプルに聴こえるように考え抜かれている。歌はときおり涙を含みながら乾き、野心と思慮深さを併せ持った言葉はそれ自体に力強いグルーヴをもつ。 彼らの音楽を今たらしめているものは、最先端のモードやファッションでもなく、時代や歴史を超えても存在する普遍的な若さが持つ確たるエモーション。終わってしまった歴史の地続きの世界を生きている諦観はなく、むしろ恐れるもののない自信とみずみずしさ、四肢をいっぱいに張り出したような力強さがそのままに放射されている。だからこそ、今日まで忘れかけていた、ロック・ミュージックが持つ根源的な「喜び」と「興奮」の衝動をDYGLは今、再び思い出させてくれる。
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