オーストリアのオルタナバンド EGGY、サードアルバム『From Time to Time』を 3/21 リリース!
オーストラリア・メルボルンのオルタナバンド EGGY、ニューアルバム『From Time to Time』を Flightless Records から 3/21 リリース!ニューシングル「Are You Not Entertained?」のミュージックビデオを公開しました。これは、バンドにとって同レーベルからリリースする2作目のフルアルバムであり、2022年に 3RRR Album of The Week に選ばれた前作『With Gusto』の続編となる。
『From Time to Time』では、シンセサイザーを駆使したより広がりのあるサウンドへと進化。1950年代のピアノバーから2000年代のインディーロックまで、60年代のサウンドトラックや70年代のプログレ、90年代のフェスティバルシーンを思わせる音楽要素を織り交ぜ、まるで映画のような体験を作り上げている。
『From Time to Time』は、まるで映画のように感じられる作品にしたかったんだ。だから、シングルを先行リリースせず、一気に全部を発表するのが一番しっくりくる方法だったんだよね。今日(3月14日)公開した3曲は、このアルバムが持つ異なる時代感を表現している。まるで映画の予告編みたいな感じさ。
EGGYのメンバー、ドム・ムーア(ピアノ / ベース)は、アルバムの音楽についてこう語る。
僕たちは、成長を促すような、そしてコンフォートゾーンの外に出られるような作品を作りたかったんだ。アナログとデジタルのサウンドが混ざり合った、新旧を融合させた作品だよ。
MIDIのキックドラムやヴィンテージのドラムマシン、チェロやバイオリンに GarageBand のストリングス、オートチューンをかけたボーカルとナチュラルな歌声のハーモニー…
すごく「未来と過去」「異世界と追憶」が入り混じった作品になったと思う。例えるなら、ジョン・ケイルとエンニオ・モリコーネと2000年代初期のインディーロックが融合したような感じかな。
…まぁ、実際にそう聞こえるかはわからないけど(笑)、時には「目的地」よりも「旅そのもの」が大事なんだよ。
EGGY は、決して中途半端なことはしない。『From Time to Time』には、映画作品がセットになっている。アルバム収録曲「Colouring the Silence」「Are You Not Entertained?」「Open Field」「Two Horses」の4曲は、連続した映像作品として公開される。
これらの映像は、アルバムの音楽が持つ時代の流れを映し出しており、2024年12月に公開された2分間のアルバム予告映像の流れを引き継ぐ形となる。この映像では、1950年代から70年代、そしてAIによって歪められた未来へと移り変わる時代の旅が描かれており、細部までこだわり抜かれた作品となっている。
バンドを始めた頃、まだ楽器の弾き方や曲作りを学んでいた時から、僕たちは常に「テーマ性のある作品」を作ることを第一に考えていたんだ。曲も映像も、まずは壮大なアイデアを描いて、細かい部分は後で考えるっていうスタイル。でも今回は、その「アイデアの歯車」が完全に噛み合った作品になったと思う。まるで映画『スピード』みたいにね。 – ドム・ムーア
「ポップコーンを持って、席について…ショータイムの始まりだ!」『From Time to Time』は、音楽と映像がシームレスに結びついた映画的なアルバム。EGGY の最高傑作ともいえるこの作品を、ぜひ体験してほしい。