Perfume Genius、ニューアルバム『Glory』を 3/28 リリース！
米シアトルのシンガーソングライター Perfume Genius、ニューアルバム『Glory』を Matador Records から 3/28 リリース！先行シングル「It’s a Mirror」のミュージックビデオを公開しました。『Glory』は、純粋で無垢な表面と優しくも波立つ内面を併せ持った作品です。マイク・ハドリアスによる7枚目のアルバムは、彼の人生と音楽のパートナーであるアラン・ウィフェルズ、長年のプロデューサーであるブレイク・ミルズ、そしてこれまでで最も力強いバンドの編成によって創り上げられました。
先行シングル「It’s a Mirror」のMV公開！
このバンドには、ギタリストのメグ・ダフィーとグレッグ・ウールマン、ドラマーのティム・カーとジム・ケルトナー、そしてベーシストのパット・ケリーが名を連ねています。このメンバーたちは力を結集し、ハドリアスは彼の不気味な想像力やブラックユーモアを、人間的で共感を呼ぶ目的のために駆使しています。Perfume Genius は、孤独、憧れ、欲望に満ちたカビ臭い巣穴をこじ開け、それを日の光の下に晒しています。
このアルバムの中心的な葛藤について、ハドリアスは「内面と外面の行ったり来たり」だと語っています。この15年間で、愛される一連のアルバムを発表し、ますます野心的になりながら世界をツアーで巡り、注目を集める一方で、彼の生来の孤立したいという衝動と対立していました。しかし、『Glory』ではグループのダイナミズムを受け入れ、新しいソングライティングのプロセスを発見しました。友人たちが編曲を肉付けできるように、作曲の余地を残す方法を採用したのです。ハドリアスはこう語ります。
バンドや観客との関わりが増えたんだ。まだ自分の中では何かすごい勢いで突き進んでいるけど、よりオープンで、より協力的な形になっている。それは作品を良くするけど、同時に怖いことでもある。だって、より脆弱に感じるからね。
歌詞的には、この11曲は奇妙な状況を描き出し、それをぼんやりとだけ理解できるような形で提示します。家庭的なシーンや絶望感が、特異でクィアなプリズムを通して投影されています。それぞれの曲は、本質的にキャラクタースケッチであり、ハドリアスはディオン、エンジェル、テイト、そして2020年の「Set My Heart On Fire Immediately」や「Ugly Season」に登場したおなじみのジェイソンといった登場人物たちを巧みに組み合わせています。
これらの人物は抽象的な風景を漂いつつも、「Perfume Genius」の小説家のような具体性によってしっかりと地に足をつけています。その結果、魅了されるような生命力に満ちた作品が生まれ、シンガーソングライターとしてのキャリアの中で最も歌詞的に巧みで、音楽的に雄弁な表現となりました。
