björk がコンサートフィルム『Björk: Apple Music Live (Cornucopia)』の配信を開始!

2025.01.26

björk が『Cornucopia』のコンサートフィルムから「losss」のライブ映像を公開!このフルライブ映像は『Björk: Apple Music Live (Cornucopia)』として Apple Music で配信が開始されました。björk は次のようにメッセージを寄せています。

コルヌコピアのコンサートフィルムから1時間分の抜粋をオンラインで共有できることを、とても嬉しく思います。完全版は後日、劇場で上映される予定です。このプロジェクトには何百人もの方々が関わり、多大なサポートをいただきました。一人ひとりに心から感謝しています。

現代のコンサートフィルムは、マトリカル(母性的で包括的な)視点に優しい構造を持ち、現在の時代に非常に適していると感じています。女性ミュージシャンが、自身の世界をそのままの形で共有できる場を提供してくれるからです。コルヌコピアでは、音楽監督でありマルチ楽器奏者のベルグル・ソリッソン、パーカッショニストのマヌ・デラゴ、フルート七重奏のViibra、ハープ奏者のケイティ・バックリー、そしてハムラフリッド合唱団が私に加わってくれました。

この10年間、私は360度サウンドやVR(バーチャルリアリティ)、アニメーション用の視覚ソフトウェアの開発に取り組んできました。「Biophilia」やその後の「Vulnicura」をVRアルバムとして制作し、完全没入型の体験に強い刺激を受けました。このアイデアをさらに発展させ、「Utopia」と「Fossora」を全方位スピーカーによる体験に広げることを目指しました。私の意図は、21世紀のVRで創り上げたものを19世紀の劇場へと持ち込み、ヘッドセットから舞台へと移行させることでした。

このビジョンは、さまざまな質感のプロジェクションを映し出す27枚の可動式カーテンやLEDスクリーンによって実現されました。デジタルアニメーションによるショーを作り出し、ライブ音楽のための「現代版ランテルナ・マジカ」を生み出しました。また、特注の楽器を登場させることにもこだわりました。磁気ハープ、アルフォーン、円形フルート、そして音響建築家と共に設計したリバーブ室を用い、パフォーマンスの最も親密な瞬間を個人的な礼拝堂のような空間で引き立てました。

この物語にはサブプロットも組み込まれています。アバターの二次的な物語です。現代のマリオネット(操り人形)が、心の傷から始まり、癒されるまでのプロセスを通じて、化学的に変容しながら進化する物語が織り込まれています。

どうぞ楽しんでいただけますように。

温かい思いを込めて、
ビョーク

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