Sen Morimoto、ニューアルバム『Diagnosis』を 11/3 リリース!
シカゴを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト Sen Morimoto、サードアルバム『Diagnosis』を City Slang から 11/3 リリースをアナウンス!表題曲のニューシングル「Diagnosis」のミュージックビデオを公開しました。Sen Morimoto は先日、City Slang と契約し先行シングル「If the Answer Isn’t Love」を発表しました。この曲は、自身のレコードレーベル Sooper Records と老舗レーベル City Slang の提携契約以降、初のリリースとなる、3枚目のアルバムをから新曲「If The Answer Isn’t Love」とミュージックビデオを公開。2020年のセルフタイトルアルバム以来初となるこの曲は、彼が得意とする感染力のあるジャズポップと、ダークで脅威的なロックミュージック構成へのシフトのギャップを繋げるように始まる。
気候災害、戦争、そして終わりのない病気に直面したとき、何が残り、何がそのすべてを価値あるものにしてきたかを考え始めるのは自然なことです。私は、自分の音楽の音に、そのような緊急性を反映させたいと思っています。この曲は、愛が持つ不滅の力と、危機に陥ったときにその気持ちにしがみつこうとする葛藤についてかきました。
この曲は、Sen Morimoto がニュー・トラッシュと共同で監督したビデオで、シカゴのスカイラインにうかぶ鉄骨の上に立つ本人を写す。これは、「Lunch atop a Skyscraper」の有名な写真に基づいたシーンで、資本主義主導の業界に置いて、労働者階級の音楽家としての Sen Morimoto のスタンスを表している。
収録曲「Bad State」のMV公開!
日本で初めてツアーをするまで、私は皿洗いをして生計を立てていました。仕事中は一日中、フルタイムミュージシャンになることを夢みていた。その空想は甘くナイーブで、ほとんどが映画やミュージックビデオで見たポップカルチャーの引用をくっつけただけだった。
フルタイムのツアーを経験して初めて、ミュージシャンでお金を稼ぐことから、実際に音楽で持続可能な生活を築くまでの道のりがいかに長いかを思い知りました。ツアーをすることは何が起こるかわからないある意味ギャンブルなようなものになってしまった今、さらに難しくなっている。もっと有名なアーティストにとってもね。
このビデオコンセプトは、そんな昼休みの白昼夢を冗談交じりで視覚化したものです。大空にギターソロをひく自分の姿を夢見ている、私の妄想でさえも、錆びた鉄骨の上でバランスを取りながら、何の支えもなく不安定なものなのです。
収録曲「Pressure on the Pulse」のMV公開!
Pitchfork Festival 2023 に出演した「Bad State」のライブ映像を公開!
本作『Diagnosis』は、シカゴの Friends Of Friends スタジオで数人の親しいコラボレーターと共にレコーディングされたこの12曲は、ファンキーで明るいジャズ・ポップ(「Bad State」)、Radiohead のような感触の複雑なギター・ベースの曲(「What You Say」)、オーケストラの不思議な世界「Forsythia(レンギョウの旋律)」の間を飛び回る。
一方、ハイライトの「Pressure On The Pulse」は、破滅的なまでに親密で静かな曲だが、サックスとドラムの豪快で躍動的な旋風へと爆発する。このアルバムの中核をなすカメレオン的存在である彼は、サックス・ソロを切り裂くことも、親密なシンガー・ソングライターの領域に深く飛び込むことも、重厚で轟音のアルト・ポップ・ソングを堂々とリードすることもできる。
Funkadelic (ジョージ・クリントンのファンクバンド) と Dinosaur Jr. が同居している。
と語る Sen Morimoto は、このアルバムで参考にした音楽的要素を随所で聴くことができる。