Bibio、穏やかで心温まる新作EP『Sleep On The Wing』をリリース!
聴く者の記憶や、心に浮かぶ情景に寄り添うサウンドで、幅広い音楽ファンから支持を集めるイギリスのプロデューサー Bibio (ビビオ) が10曲入りの新作EP『Sleep On The Wing』を Warp から 6/12 リリース!冒頭を飾る先行シングルで、Sonnye Lim が監督を手掛けた穏やかでメロディックなタイトルトラック「Sleep On The Wing」のミュージックビデオを公開しました。この作品は、2019年のフルアルバム『Ribbons』に続くもので、伝統的なフォークやイマジネーションの解放的な力を探求した作品となっている。
表題曲「Sleep On The Wing」のMV公開!
聴く者の記憶や、心に浮かぶ情景に寄り添う心温まるサウンドで、幅広い音楽ファンから支持を集め、国内外のアーティストからも賞賛を集める Bibio が、60年代、70年代スタイルのフォーク・ミュージックに大きく影響を受けた2019年のアルバム『Ribbons』に続くEP作品『Sleep On The Wing』を、6月12日にリリースすることを発表した。本作には『Ribbons』制作時のインスピレーションやストーリーを引き継ぎながら、新たに書き下ろされた10曲が収録されている。アルバム同様、ストリングスをはじめとする様々な楽器を自ら演奏しており、その音楽性の幅広さを再び示している。
収録曲「Oakmoss」の試聴が開始!
イギリスのミッドランドの田舎にある Bibio ことスティーヴン・ウィルキンソンの自宅スタジオでレコーディングされた本作。これまでの多くの作品と同じように、ギターリフからスタートし、テクスチャー豊かなサウンドスケープへと、異なる楽器を一つずつ丁寧にレコーディングして進められた。オープニング曲であり、先行シングルの「Sleep On The Wing」のタイトルと歌詞は、眠りながら飛行するアマツバメから着想を得ており、ギターとストリングスが紡ぎ出す穏やかな主旋律の上で、辛いことや悲劇に直面した時に抱く希望が歌われている。
EP『Sleep On The Wing』のストリーミング
新しい曲を書くときは、メロディー (多くの場合は意味不明なもの) を歌いながら、そのメロディーとリズムに合う言葉を探す。そうすると曲のテーマとなるフレーズが出てくることがあるんだ。”Sleep on the wing “という言葉が出てきた瞬間、ただの歌詞ではなく、タイトルやテーマのように感じた。歌詞について言えば、この曲には2つの側面があると感じてる。一つは、亡くなった人が生きている間に何をしていたのか、何を残していったのか、彼らが言っていたこと、共有していた知識、作ったものなど、彼らが残していったものからインスピレーションを受けられることで、亡くなった人の人生が続いていくいうこと。もう一つの側面は、おそらくもっと直接的なもので、都会から逃れて田舎で安らぎを見つけようということ。ただし、このタイトルは夢と想像力の解放を祝福するもので、必ずしも物理的な逃避を言ってるわけではない。
– Bibio
収録曲「Oakmoss」のセッション映像を公開!
その他、元々映画のワンシーンのために書かれた曲だという「A Couple Swim」、バッハのチェロ組曲を研究していたことからインスパイアされたバロック風の「Awpockes」など、新たなアプローチを感じさせる楽曲がある一方で、「Otter Shadows」や「Watching Thus, The Heron is all Pool」のようなトラックは、彼の初期の作品を彷彿とさせ、10~15年前に彼が抱いていた感情を再燃させている。
「Watching Thus, The Heron is all Pool」は、かなり長い間存在していたんだけど、この曲になるまで、レコーディングしたものに満足できなかった。でも今回、主旋律的なフレーズをヴィオラで作曲して、ギターのパートを戻してみたところ、すぐに曲として完成させることができたんだ。
– Bibio
アートワークは、ビビオ自身とイラストレーターのクリス・ウォーメルによってデザインされている。
タイトルを考えていた時に思いついたアイデアだった。アマツバメは飛んでる間も眠ることができて、他のどの鳥よりも、多くの時間を空で過ごすんだ。まさに空に生息する生き物ということだね。アマツバメの目線で世界を見るようなアートワークにしたいと思ったんだよ。イギリスの風景であることが重要だった。なぜなら、イギリスの田舎風景は、僕にとって終わりのない感動の源泉であり、僕が音楽で表現しようとしている感覚は、そのユニークな特性の中心にいたいという願いから来ているから。このアイデアを実現するためにイラストレーターを探していて、〈Warp〉と話し合いをした結果、クリス・ウォーメルを提案されたんだ。彼のウェブサイトを見て、彼の作品に一目惚れしたよ。僕が思い描いていたものと美学的に完璧だったというだけじゃなく、イギリスの田舎風景にもとてもよくリンクするものだった。クリスがリノリウム版で版画を作ってくれて、それがこの作品のアートワークに使われてる。
– Bibio
■リリース情報
label: Warp / Beat Records
artist:Bibio
title: Sleep On The Wing
release date: 2020.06.12 FRI ON SALE
tracklist:
01. Sleep On The Wing
02. A Couple Swim
03. Lightspout Hollow
04. Oakmoss
05. Miss Blennerhassett
06. The Milky Way Over Ratlinghope
07. Awpockes
08. Crocus
09. Otter Shadows
10. Watching Thus, The Heron Is All Pool