Asian Dub Foundation、5年ぶりのニューアルバム『Acces Denied』を 9/18 リリース!

2020.03.28

イギリスのデヴィッド・キャメロン元首相は、シリアからの移民を「Swarm(群集、群れ)」と呼んでいたが、それは軽蔑的で非人間的な中傷を意味していた。しかし、Asian Dub Foundation は逆の意味で捉えている。自然界では、群れとは集団的な知性であり、蜂の群れになることによっては思考速度の10倍の速さで行動することが可能になっており、それは統一された行動の力を象徴している。我々は「Swarm(群集、群れ)」なのだ。

Asian Dub Foundation

痛烈な社会風刺や、ブレる事の無い政治的メッセージ、幅広い音楽をクロスオーバーさせた無国籍なサウンド、そしてフジロックや世界中の名立たるフェスでの伝説的ライブ・パフォーマンスで知られる、在英のインド・バングラデシュ系のメンバーによって構成された Asian Dub Foundation (エイジアン・ダブ・ファウンデイション) が5年ぶりのニューアルバム『Acces Denied』を 9/18 リリース!ニューシングル「Stealing the Future」のミュージックビデオを公開しました。先行シングル「Can’t Pay Won’t Pay」を含む全14曲を収録。ゲストにコメディアンの Stewart Lee、パレスチナのシャムステップ・グループ 47 Soul、チリの反乱ラッパー Ana Tijoux、オーストラリアの Dub FX が参加。アルバムは当初 4/23 リリースを予定していましたが、新型コロナウイルスの影響を受けて秋に変更されています。

90年代初頭、イースト・ロンドンで行われたワークショップをきっかけに彼らの物語はスタートした。その特異なサウンドには、移民コミュニティー出身のメンバーの実体験が大きな影響をもたらしている。ジャングルのリズム、ダブのベースライン、彼らの南アジアのルーツを参照したギターサウンド、そして闘争心むき出しなハイスピード・ラップ、それらを掛け合わせることによって創り出される唯一無二なサウンドによって、今もなお彼らは世界最高峰のライブバンドとして君臨している。90年代半ば、フランスにおいてライブパフォーマンスが評判を呼ぶと、勢いを失いつつあったブリットポップに対するオルタナティブな存在として人気を確立してきた彼らは、長いキャリアを通してレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ビースティー・ボーイズ、プライマル・スクリームとステージを共にし、レディオヘッド、イギー・ポップ、チャックDといったレジェンドとコラボレーションを行ってきた。

今作『Access Denied』ではタフなジャングル・パンクのサウンドを奏でた『Stealing The Future』や『Mindlock』からメディテーショナルなオーケストラサウンドが詰まった『Realignment』、そしてレゲエに至るまで様々な要素が詰まった作品で、今までで最も妥協のない作品が完成した。アルバムにはパレスチナのヨルダンのエレクトロニック・ミュージックグループの47 Soul、チリの人気ラッパーであるアナ・ティジュなどが参加、更にはグレタ・トゥーンベリの演説までサンプリングされており、常に政治的メッセージを出してきた彼らが今まで以上に強く、そして激しいステートメントを掲げている。

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