Jason Mraz が栽培したゲイシャコーヒーがサザコーヒーKITTE丸の内店で販売!
世界に先駆け日本で初ローンチ決定!!フジロック2019で来日したばかりのグラミー賞受賞経歴を持つシンガーソングライター、Jason Mraz (ジェイソン・ムラーズ) が愛情いっぱいに育てたゲイシャコーヒーが今年初収穫!今週末、世界のどこよりも早くサザコーヒーKITTE丸の内店で販売される事に!貴重なジェイソンのバージン・コーヒーを召し上がれ。7月28日(日)フジロック、グリーンステージを埋め尽くしたたくさんの観客に最高に幸せでピースフルな時間を提供してくれたジェイソン・ムラーズが、今週末8月3日(土)&4日(日)、世界に先駆け、サザコーヒーKITTE丸の内店にて、自身の農園”ムラーズ・ファミリー・ファームズ”で栽培したコーヒー”カリフォルニア・ゲイシャ”を世界のどこよりも早く提供する。
「20年間のミュージシャン活動の中で、僕にとって欠かせない存在であるコーヒー・ショップへの想いを、皆さんと分かち合えることを光栄に感じています。長い道のりでしたが、これはほんの始まりです。我々の2019年産の豆はFrinjにとって初めての収穫となります。繰り替えされる収穫からくる土壌の過剰施肥がないため、これを貴重な美味だと考える人もいます。収穫のタイミングと少量生産により、世界で最も新しく、希少なコーヒーをお届けします。
僕はフェドラ帽が好きで、帽子が話題になることも多いのですが、実際、いろいろな帽子/肩書きを持っています。中でも自分として一番誇りに思っているのが音楽、そしてコーヒーの作り手としての二つの肩書きです。音楽とコーヒー、どちらの活動も20年前の1999年まで遡ります。つまり、コーヒー・ショップで歌い始めた時です。スチーム管の音とハーモニーを受け取りながら音楽の腕を磨き、少人数のコーヒー好きの観客の前で週に何日も演奏しました。仕事とは思えない夢のような仕事でした。エスプレッソ・マシンの9気圧以外、ストレスになるようなプレッシャーは皆無でした。
そんな自由と楽しさが功を奏し、ファンの皆さんの支えもあって次第に僕の歌がラジオでかかるようになりました。そして、より大きな会場でのライヴ、新しい地域でのツアーへと繋がり、気づけば、音楽のお陰で世界中を旅するようになり、多くのコーヒー・ショップを巡るようになっていました。2004年にジャマイカのキングストンにあるボブ・マーリーの家を訪れた際、閃いたのです。自然と自由を愛する彼の生き方に刺激され、カリフォルニアの海岸線から8マイルのところにあるアボガド農園を購入しました。マーリーの自宅農園のように、僕の農園もミュージシャンやアーティストが集まり、音楽、コミュニティ、工芸を高め合う場になればいいという思いがありました。
10年の歳月をかけて管理し、良質な農作業にこだわった結果、僕の農園は有機栽培の何層にもなる食料の森として開花し、The Mranch(ザ・ムランチ)という愛称で知られるようになりました。2015年には、家族と友人の助けもあり、ムラーズ・ファミリー・ファームズを設立し、環境維持にこだわった方法で、幅広い有機栽培の果実を栽培するようになりました。その時に、最初のコーヒーの苗も植え、カリフォルニアのフリンジ・コーヒーと組み、熱心なコーヒー愛好者に向けた高品質なシングルオリジン・コーヒー作りに乗り出したのです。」
ージェイソン・ムラーズ
カリフォルニア・ゲイシャ
場所:サザコーヒーKITTE丸の内店
東京駅前丸の内(JPタワー元東京中央郵便局1F、東京駅丸の内南口2分)
営業時間:
8月3日(土) 11:00ー21:00
8月4日(日) 11:00ー20:00
4,000円 / 1杯
*1日限定 50杯
*8月3日(土)、8月4日(日)2日間のみのご提供
以下、全て、ジェイソン・ムラーズ自身の言葉の翻訳
<気候変動>
最近まで、アメリカ本土でコーヒーが栽培されたことは一度もありませんでした。考えてみて下さい。コーヒーの1000年の歴史の中で、アメリカ本土の土壌で商品としてのコーヒーが栽培されたことはなかったのです。コーヒー作りには温度や降水量もおおいに関係していますが、気候条件だけが理由ではありません。コーヒーがアメリカで栽培されてこなかった一番の理由はその価格です。カリフォルニアで農作物を育てようと思ったら、労働力と灌漑に巨大な投資が必要になり、収穫の値段の高騰に繋がります。
歴史的にコーヒーは貧しい国々の貧しい農家によって作られ、安価な農産物として取引されてきました。もしもっと前にカリフォルニア産コーヒーを栽培していたら、必然的に世界で最も高価なコーヒーとなってしまうため、誰も作ろうとは思わなかったのです。発展途上国、紛争地域、熱帯地域は労働力も灌漑にかかる費用もずっと安いため、コーヒーは安く大量に作られ、おかわり自由な飲み物として理想的でした。でも、今は、啓蒙活動やフェアドレード、そして希少な高品質の豆の需要増加のお陰で、コーヒーの消費と価格は気候と同じように変動してきました。
コーヒーは安いものだという考えは、もはや人間的とは言えない。現在、世界中に2500万といるコーヒーの小自作農家の半数が、国際的に定められた貧困線を下回っていると推定されています。コーヒーが地球上で2番目に取引されている農作物だと考えるとめちゃくちゃな話です。(1番取引されているのは原油)そんなコーヒー栽培農家たちが置かれている状況を改善し、彼らを支えるためにも、コーヒーの本当の価値をきちんと理解し、認め、コーヒーが本来あるべき価格で取引されなければならないのです。
彼らの多くにとって、コーヒーを作ることは、生き残る手段であり、貧困から抜け出すチャンスなのです。
ラジオ・ヒットに恵まれた僕の農場はあくまで例外です。僕の農場にかかる費用は音楽活動での成功のお陰で相殺されています。でも、今の時代、労働力と灌漑費用は益々高騰し、カリフォルニアの農家は他の仕事も掛け持ちすることでなんとか生活をしています。中には、土地を休ませることなく、常時栽培することを余儀なくされている人もいて、健全な土壌と長期的な土地利用が損なわれてしまいます。また、多くの高齢の農家は後継者がいないため、土地開発者に農地を売ることを余儀なくされます。コーヒーは人間の生産性への味方だと僕は考えていて、カリフォルニアに移植したコーヒーの木が、農業の活性化、そしてカリフォルニアの農家たちが生き残る助けになればいいと思っています。
<コーヒーの妥当な価格はいくらなのか?>
労働力と生産費用を考えると、カリフォルニア産は高額になるとわかっています。コーヒーの品質がその価値を決めます。豆の大きさ、濃度、焙煎のポテンシャル、カップ評価の全ての条件がスペシャルティ・コーヒーかどうかの判断材料になります。エチオピアにある原産地の村名に由来するゲイシャ品種は、その果実味のある味わいと滑らかな後味で知られています。
あまりに有名なため、パナマ産ゲイシャはカップ評価でトップに君臨し続け、スペシャルティ・コーヒー市場の価格の記録を破り続け、オークションではパウンドで何百万ドルも値がつくほどです。スペシャリティ・コーヒーは特定の地域で栽培する、もしくは、豆の成長速度を意図的に遅らせる方法をとるため、果実がより長く木になり、糖分が増し、豆の風味が増します。
スペシャルティ・コーヒーの栽培方法には、「日陰栽培」と「高地栽培」があり、どちらもコーヒーの果実が熟す速度を遅らせる低温に貢献します。カリフォルニアは、熱帯地域の端に位置し、高度はないものの、緯度という好条件があります。カリフォルニアの冬は気温が下がるため、花から果実が成るまでの成長過程を12ヶ月にまで引き延ばすことが可能です。
<熟成、亜種、希少性も値打ちの一つです>
我々の2019年産の豆はフリンジにとって初めての収穫となります。繰り替えされる収穫からくる土壌の過剰施肥がないため、これを貴重な美味だと考える人もいます。収穫のタイミングと少量生産により、世界で最も新しく、希少なコーヒーをお届けします。
<Mraz Family Farms>
ジェイソン&クリスティーナ・ムラーズのコーヒーのストーリーは、コーヒー・ハウスから始まった。一人はソングライター、もう一人はコーヒー・ショップのオーナーとして。2014年、ムラーズ夫妻は、カリフォルニア州オーシャンサイドの海沿いにあるアボガド農園を購入し、その農園はやがて様々な作物が実る、多層構造のオーガニック農園、The Mranch(ザ・ムランチ)の愛称で知られるようになった。
2015年、農園のマネージャーであるジャスティン&レイチェル・ジョンテ夫妻とともに、”ムラーズ・ファミリー・ファーズ”を設立、持続可能で意識の高い、幅広い種類の果物をオーガニックな方法で生産するまでに成長した。そんな中で始められたコーヒーの間作は、ムラーズ夫妻のルーツを考えれば、パーフェクトな選択だった。「Frinjに加わることは、私達の喜びと価値観に完全に一致しているんだ。」そうジェイソンは語る。”ムラーズ・ファミリー・ファームズ”は、オーガニックの再生可能な農業やフェア・トレード、そして優しい言葉を通して世界の平和に尽力することをその使命としている。