PRINCE & THE REVOLUTION (プリンス&ザ・レヴォリューション)『パープル・レイン DELUXE』、『パープル・レイン DELUXE – EXPANDED EDITION』6月23日全世界同時発売決定!!NPG RecordsとWarner Bros. Recordsは、プリンスが発表したアカデミー賞®及びグラミー賞®受賞作品であり、RIAAからダイアモンド・ディスクの認定を受けるマスターピース、『パープル・レイン』のデラックス・エディションとデラックス・エクスパンデッド・エディションを2017年6月23日に発表することを明らかにした。
この作品のプレオーダー(予約注文)は4月28日(金)より開始予定となっており、予約注文をしたファンはその場で未発表楽曲「Electric Intercourse」を先行でダウンロードできるようになる。この曲は1983年にレコーディングされていたのだがアルバムに収録されることなく、ライヴでしか披露されたことのない楽曲となっており、ファンがこのスタジオ・ヴァージョンの曲を体験できるのは、今回が初となる。2枚組CDとなる『パープル・レイン Deluxe』は、プリンスが2016年に亡くなる前となる2015年に、本人の監修のもとPaisley Parkにてオリジナル・マスターからリマスターされた音源を収録。Disc 2となるFrom The Vault & Unreleasedには、かのプリンスの保管室から発見された11曲の“隠された宝石たち”が収録されている。先述の「Electric Intercourse」以外にも、1984年の「Our Destiny / Roadhouse Garden」や1983年のインストゥルメンタル楽曲「Father’s Song」など、ファンが求めるレアな楽曲を多数収録しているのだ。
このDisc 2に収録されている中の6曲は、今までコレクターやブートレッグの世界にも流通していなかったレア楽曲となっている。83年のプリンスのソロ・ヴァージョンとなる「Possessed」や、Paisley Parkで発見されるまでその存在すら世に知られていなかった「Electric Intercourse」のスタジオ・ヴァージョン、映画の中で1分半ほどのスニペットとして使われていた楽曲「Father’s Song」の5分を超えるフル・ヴァージョン、10分を超えるフル・ヴァージョンとしては今回が初出となる「We Can Fuck」、そして今まではデモ・ヴァージョンとしてのみ世に出回っていた「Katrina’s Paper Dolls」の完成系となるファイナル・マスター・ヴァージョンなどがそれだ。またこれらの未発表/レア楽曲のマスタリングを担当したのが、オリジナルのアルバムのマスタリングを担当したバーニー・グランドマンであることも、特筆すべき点だろう。
2015年Paisley Parkリマスター・ヴァージョンのオリジナル・アルバムと、From The Vault & Unreleasedの2枚のディスクに加え、『パープル・レイン Deluxe – Expanded Edition』はさらに2枚のディスクがついた4枚組仕様となっている。こちらのDisc 3はSingle Edits & B-Sidesが、そしてDisc 4はDVDとなっており、1985年にNYシラキュースで行われたライヴ映像(Prince And The Revolution Live at the Carrier Dome, Syracuse, NY, March 30, 1985)が収録されている。このライヴ映像作品は、オリジナル・プロダクション・マスターからオーディオとビデオをレストアした作品となっており、最も絶頂期にあるアーティストの情熱と力強さに満ちた伝説的ライヴを再び体感させてくれる貴重な作品だ。
『パープル・レイン』のDNAは幅広いポップ・カルチャーを通して感じることが出来る。この作品はまさに時代を超えた名作であり、「レッツ・ゴー・クレイジー」や「ビートに抱かれて」、「ダーリン・ニッキー」やタイトル・トラックの「パープル・レイン」といったヒット曲が持つ不滅の響きは、その事実を証明してくれている。1984年の『パープル・レイン』はプリンスの傑作であり、その後の映画と音楽の世界を変えてしまうほどのインパクトを持つ作品だ。公開当時、映画の興行収入は約720万ドルという制作費に対して実に世界で2億2千万ドルの実績を叩きだし、アカデミー賞®Best Original Score部門を受賞、アルバムもRIAAからは1,300万枚を超える売上でダイアモンド・ディスクに認定されており、現在の累計売上は2,200万枚を突破、歴史上6番目に多く売れたサウンドトラック・アルバムとしての記録を持っている。
Vanity Fair誌からは「時代を超えたベスト・サウンドトラック」と称され、Time Magazine誌からはこの作品を「偉大なるアルバム15選」の一枚に選ばれてもいるこの作品は、1985年グラミー賞®でも「Best Rock Vocal Performance by a Duo or Group with Vocal」部門と「Best Album of Original Score Written for a Motion Picture or Television Special」部門の2部門を受賞。また、彼の死後もこの作品は愛され続けており、2016年のAmerican Music Awardsでは「Favorite Soundtrack」に選ばれ、2017年のBillboard Music Awardでも「Top Soundtrack/Cast Album」へのノミネートを果たしている。この夏、今までに見たことも聴いたこともない『Purple Rain』をあなたは体験することになる。
ワーナーミュージック・ジャパン (2017-06-23)
売り上げランキング: 12