トータスと平行してジャズ・ギタリストとしても活動する Jeff Parker (ジェフ・パーカー)、2016年発表の名盤の誉れ高きソロ・アルバム『The New Breed』が遂に 4/12 日本発売決定!昨年(2016年)は7年振りの最新アルバム『The Catastrophist』を発表し、単独とフジロック・フェスティヴァルと2度の来日公演を行った、ポストロックの代表バンド、トータス。そのトータスに1998年発表の代表作『TNT』から正式メンバーとなり、平行してジャズ・ギタリストとしての活動も行なっているジェフ・パーカー(バークリー音楽院出身で、ジョシュア・レッドマンやブライアン・ブレイド・フェロウシップの作品にも参加している)の2016年発表の名盤の誉れ高きソロ・アルバム『The New Breed』が遂に日本発売決定。
昨年6月にシカゴの新興レコード・レーベル、International Anthem(最初のリリースは2014年のシカゴ・アンダーグラウンドのリーダー、ロブ・マズレクのアルバム)から発売された『The New Breed』は、アメリカの多くのメディアで高く評価され、昨年末にはNPR、Observer、New York Times、Los Angeles Times、Aquarium Drunkard、Bandcamp等にて、2016年の年間ベストに選出されている。
(2013年に)シカゴからLAに拠点を移したジェフのこの作品は、ジャズの範疇を越え、予てから影響を公言していたJ DILLAリスペクトなビート・ミュージックにも接近し(ジェフ自らがトラックを制作)、R&Bな楽曲までもコンポーズしている。唯一のヴォーカル曲(ジェフの娘さんのRuby Parker)のヴォーカル録音はジョン・マッケンタイアが担当。トータスのメロウなナンバー、今は亡きアイソトープ217のサウンドをお探しの貴兄には絶品の内容。Jazz The New Chapterの潮流にも十分にフィットし(Jazz The New Chapter 4にレビュー掲載)、ジェフの音楽活動を総括しているかのような、最新鋭のジャズ・アルバムの登場。
アルバムのプロデュースは、エイミー・マンのプロデュースやミシェル・ンデゲオチェロのツアー・メンバー他で有名なポール・ブライアン(アラン・トゥーサンやノラ・ジョーンズの作品にもレコーディン・メンバーとして参加)とジェフが共同で行っており、ポールは録音・ミックス、ベース・プレイヤーとしても参加している。Thelonious Monk Institute of Jazz Performanceのメンバーで、エスペランサ・スポルディングやミゲル・アトウッド・ファーガソンとも共演してきたサックス奏者、ジョシュ・ジョンソン(ジェフと同じく、近年からシカゴからLAに移住してきた)がアルト・サックス、フルート、クラリネット、エレピ他で参加。
ドラムは、ロバート・グラスパーの高校の後輩で(ロバート・グラスパー・トリオのメンバーとしても共演経験あり)、先鋭的ジャズ・コレクティヴ、エリマージも率いる新世代ドラマー、ジャマイア・ウィリアムス(カルロス・ニーニョのプロデュースのソロ・アルバム『///// EFFECTUAL』をLeaving Recordsからリリースしたばかり。日本盤も4月に発売予定)が担当している。
J DILLAの『Donuts』のマスタリングを担当したDave Cooleyがマスタリングを手掛けている。ジャズ・ヴィブラフォン奏者のボビー・ハッチャーソンの「Visions」のカヴァー以外は、ジェフが全曲、作詞・作曲・編曲を担当。日本盤にはボーナス・トラックとして、International Anthemのレーベル・メイトのシカゴ在住のドラマー、Makaya McCraven(ジェフも彼のソロ・アルバム『in The Moment』に参加している)によるリミックスを収録。
『The New Breed』賞賛のコメント
「素晴らしく、奇妙なカヴァーも伴って、これは素晴らしく、とても特別なアルバムです。この男のやり遂げたことは本当に偉大で、私はこのような素晴らしい感性は聴いたことがない。」 ― イギー・ポップ
「瞬く間にクラシックとなった名盤! 私はこの作品を一推しします。」 ― カルロス・ニーニョ
「本当に素晴らしいレコーディング作品。」 ― ミシェル・ンデゲオチェロ
HEADZ (2017-04-12)