シンガーソングライター John Moreland (ジョン・モアランド) が名門〈4AD〉と契約ニュー・アルバム『Big Bad Luv』のリリースと新曲を発表!ジョン・モアランドのニュー・アルバム『Big Bad Luv』は、忘れられない体験を届けてくれるだろう。愛や信頼がテーマのこのレコードは、彼にとって〈4AD〉からの初作品であり、世界規模でリリースされる初めてのフルアルバムである。2017年5月5日にリリースを予定している『Big Bad Luv』から、リード・トラックである「It Don’t Suit Me (Like Before)」が本日公開された。
10歳でケンタッキー州からオクラホマ州タルサに移ったジョンは、高校時代を通してハードコアやパンクのバンドでフロントマンを務めていたが、その後、フォークとカントリーが持つ叙情性の魅力に目覚めた。「2004年、ぼくが19歳の時にスティーブ・アールが『The Revolution Starts Now』を発表した。そして、「Rich Man’s War」という曲を聞いた時、誰かに胸を殴られたような衝撃を受けたんだ」以来、モアランドはその‘胸の衝撃’を追い求め、並外れた作曲力を発揮して、2011年から1年おきにセルフ・プロデュースでアルバムをリリースしてきた。
収録曲「Sallisaw Blue」の試聴が開始!
モアランドの躍進において同じように重要な役割を果たしたのが、彼の素晴らしいライブ・パフォーマンス(2016年に出演したCBSでのパフォーマンスを含む)と急速に広まった口コミによる評判だった。前作『High On Tulsa Heat』のツアーを終える頃には、音楽を作ることが彼の本業になっていた。「ぼくが想像していたのは、バーの片隅で歌って100ドル稼いで、家に帰って、翌朝には好きでもない仕事に行くって生活だった。だから、今の状況には驚いているよ。でも一方では予想していたことでもあった。こうなるのが当たり前だったって気もする。自信を持つ根拠なんて全くない時でもどこかで自信を持っていたからね」
モアランドの4枚目にして初の世界リリースとなるアルバム『Big Bad Luv』のレコーディングは、アーカンソー州リトルロックで行われた。スタッフのほとんどはタルサの友人たち(ジョン・カルバン・アブニー(ピアノ&ギター)、アーロン・ボエラー(ベース)、パッディー・ライアン(ドラム)、ジャレッド・タイラー(ドブロ・ギター)、ルセロのキーボーディストのリック・ステフ(ピアノ))。ツアーや日常生活の合間に10ヶ月で3回のセッションを重ねて完成したアルバムは、アル・グリーンやトム・ウェイツを手がけたグラミー受賞プロデューサー、チャド・ブレイクがミックスを請け負った。
『Big Bad Luv』は以前よりもハッピーな雰囲気のアルバムかと尋ねられたモアランドはこう答えた。「曲によってそれほど違いがあるとは思わない。たとえ太陽や虹のような曲じゃなくても、いつも中心にはポジティブなものがある。少なくとも、ぼくにとって歌はネガティブな感情を追い出して前に進むための手段だったから、リスナーにも同じ経験をしてもらいたいと思っている。それがぼくの続けていることだ。きっとポジティブなことなんじゃないかな。確かにこのレコードには雰囲気の変化があるかもしれないけど、でも考え方は同じだよ」
Last Chance Records (2016-03-11)