知られざる名物電子音楽デュオ Shibata & Asuna (シバタ・アンド・アスナ)、活動10年目にして初のフル・アルバム『Grace Park』を 4/15 White Paddy Mountain よりリリースが決定!2005年の結成以前から、いち早くオモチャやガジェット類の音響的側面に着目し、同時にヴィンテージなアナログシンセや各種エフェクターを駆使した演奏を繰り広 げていた電子音楽デュオ。彼らのこれまでの膨大なライブ・セッションを中心に編み上げた、ドリーミーでキュートな音の万華鏡のような電子音楽作品がここに完成した。
レイモンド・スコットやブルース・ハークなどレトロ・フューチャーな世界観から、クラスター&イーノ、メビウス&プランク、ラルフ&フローリアンなど名作 ジャーマン・エレクトロの「アンド」系譜にも連なる、現在形の新たな日本的電子音楽。鳥取を代表するポップ・ソング・レーベル tori label の看板ユニットであるボルゾイのサウンド・メーカーであり、近年はマヘル・シャラル・ハシュ・バズなどで活躍する長谷川真子との nan!ka? (ナニカ) での活動や様々なセッションに参加する shibata と、Lucky Kitchen からのデビュー以来世界中のレーベルよりリリースし、最近ではWhite Paddy Mountain はもとより、Meeuw Muzak や SicSic Tapes、HEADZ、Sweet Dreams Press など国内外問わずソロ作がリリースされている asuna。
shibata & asuna としては、1分弱のショート・ショートな曲を集めたミニCD アルバム『Pocket Park』『Empty Park』の2作をこれまでに aotoao レーベルよりリリース。今回のフル・アルバムでは、かつての shibata の自宅スタジオであるグレイス三鷹台 でのセッションを中心に、温泉の宴会場/取壊し中のギャラリー/居酒屋のカウンター/廃ビル/洋館/床屋/雑貨屋/公園 … 等々、電子音楽でありながらライブ・スペース以外の様々な場所でライブを敢行していたデュオでの10年の軌跡を、asuna が再録音/再編集し、夢心地な音響絵本のような作品にまとめあげた。
ゲスト・プレイヤーとして、shibata とガレージ・パンク・バンドのフムフムで活動をともにする元マイ・パル・フット・フット で現在は Moon Face Boys 名義で活動する竹下慶がギターで参加。さらに asuna による aotoao レーベルからミニアルバムをリリースしている改造電子 楽器音楽家の OPQ が参加。
White Paddy Mountain (2015-04-15)