Generationals、Polyvinyl Records 移籍後初となる待望の 3rd アルバム「Heza」が遂に完成した!前作「Actor-Caster」同様、ワシントンDCの地下スタジオにてレコーディングされた本作は、モダンなポップス、クラシックなポップスが混ざり合った極上のポップス。Generationals は只のポップミュージックは創らない。彼らが創るのはハイブリットな現代のUSインディーポップスだ。
過去2作のアルバム、2枚のEPで USインディーズシーンのカリスマ と呼ばれるまで世界的に支持を集めている。熱のない機械的、テンションだけのエレクトロなサウンドではなく、熱を持ち温かいサウンドは「アナログ機械とテープ、昔の様に録音するのが大切なんだ。またその昔は無かった、エレクトロの要素も沢山入っている。それが僕らの音だ」とグラントとレコーディングの過程を語っている。
揺らめくシンセサイザーや、孤立したキーボードと引き裂かれたドラムループなど、タイムマシーンで時代を行き来した様な音のデビューアルバム「Con Law」前作「Actor-Caster」を思えば、どちらも意志は変わっていない。デビュー当時からのプロデューサー Daniel Black を迎えたレコーディングは、擦り切れたレコードの山の様な作品から創られた。
ほのぼのとして無邪気なソングライティングに DIY なインディポップ・センスと、60'sモータウンな雰囲気のソウルフルなグルーヴと、サイケ・ポップなアナログ・シンセのレトロな粒子の粗い音像が奏でる、どこか懐かしくて心温まるハートフルなダンサブル・ポップ・チューン満載。日本盤2はボーナストラックとして "Lucky Numbers" を含む3曲がボーナストラックとして収録。13歳からの友達である Ted Joyner(テッド・ジョイナー)と Grant Widmer(グラント・ウィドマー)の二人は、その時からいつもバンドを作りたいと思っていた。「子供の時に2つの大きなきっかけがあった。1つは、9歳の時ニンジャ・タートルズのライブを見た時」とテッドが語る。「もう1つは、11歳の時にハード・デイズ・ナイトを見た時」。5年間、大学時代に結成した明るいサウンドの Eames Era で演奏した後、二人は Generationals となった。
本作「Heza」のラストナンバーを飾る Durga II を聴いたとき、Generationals は遂にUSインディーの終着駅に辿り着いてしまった。と何だか切ない気持ちになりました。これはUSインディーの卒業式ソングであり、新しい始まりを予感させる一つの物語 (Generationals という) の終着点です。全てのUSインディーファンに聴いて頂けたらなあと思う作品です。